HAY CPHテーブル完全ガイド - サイズ・素材・お手入れ・組み立て方 -

HAY CPHテーブル完全ガイド - サイズ・素材・お手入れ・組み立て方 -

HAYの人気テーブルCPH(コペンハーグ)シリーズはHAYらしいデザインと優れた機能性を誇り、家庭や店舗、オフィスのダイニングテーブルや打ち合わせテーブル、デスクとして、幅広いシーンで使われています。今回の特集ではCPHシリーズを検討中の方からよくお問い合わせのある『サイズ感』『素材』『お手入れ方法』『組み立て方法』についてご紹介し、CPHテーブルシリーズの完全ガイドとして解説いたします。

HAYのCPHテーブルシリーズ

HAYのCPHテーブルシリーズ

HAYのテーブルシリーズの中でも最も人気の高いCPHシリーズ。もともとはデザイナーであるロナン&エルワン・ブルレック兄弟が、コペンハーゲン大学から依頼を受けてデザインしたテーブルシリーズです。

CPHシリーズの限られたスペースに配置できるコンパクトなデザインや見た目のすっきりとした印象、使いやすく強度に優れる機能性は、大学という環境に適応させるためにデザインされました。そんなCPHテーブルシリーズですが、今では家庭やオフィスで、ダイニングテーブルやカフェテーブル、デスクとしても使われており、そのデザイン性と機能性の高さから、世界中で人気を博すシリーズとなっています。

CPHテーブルのデザイン特徴

CPH20ラウンドテーブルのデザイン特徴

CPHテーブルシリーズには共通したデザイン特徴があります。それは、薄く見える天板と実用性、デザイン性を兼ね備えた脚の角度です。

強度のある合板の端を斜めにカットすることで薄く見えるようにデザインされた天板は、立っている時はもちろん、座った時にも薄く見える構造になっています。そうすることで、テーブル自体がシャープで軽やかな印象になり、ダイニングテーブルという圧迫感を与える大きな家具ですら、スタイリッシュに見せることができます。

CPHシリーズに共通する特徴的な脚の角度は、もともとはどの角度からチェアを差し込んでもチェアがテーブルの脚に当たらないように考えられたデザインです。

本来はテーブルの4隅からそのまま脚が付いていますが、CPHテーブルシリーズでは、天板の中央に脚が付いているため、斜めからでも座ることができます。

中央から出ている脚は結果として美しく特徴的なシルエットを作り上げ、シンプルでシャープな印象なのに、高いデザイン性も楽しめる仕上がりになっています。

CPHテーブルの素材特徴

CPHテーブルの素材特徴

CPHテーブルシリーズに採用されている素材はとてもよく考えられており、それらは機能性とデザイン性に大きな影響をもたらしています。

天板には反りが起こりづらく強度をもたらす合板が採用されており、天板表面にはファニチャーリノリウムという塗料が厚く塗装されています。

薄くカットした板を重ねて圧着する合板は無垢の天板で起こりやすい、ひび割れや反りがほとん起きません。また、向きを変え、何層にも重ねることで優れた耐久性を誇ります。

最後に天板表面にはファニチャーリノリウムという塗装が施されています。

ファニチャーリノリウムという塗料はあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、とても優れた特徴を持ち、特に北欧では古くから家具の塗料として使用されてきました。ファニチャーリノリウムの特徴は天然素材で作られていること。マットな表面でぬくもりを感じる柔らかな表情をしていること。汚れが付きづらく掃除がしやすいこと。抗菌、抗ウィルス効果があること。が大きな特徴として挙げられます。

そして脚部にはソリッドオーク(無垢材)が採用されています。そうすることで、無垢材ならではの重厚感や存在感が、テーブル全体に上質さを纏わせています。

CPHテーブルシリーズはひとつひとつの素材に意味を持たせ、それらが特徴を発揮することで完成度の高いテーブルとして認知されています。

CPH20(ラウンド型)のサイズ感

CPH20(ラウンド型)のサイズ感

CPHテーブルシリーズには大きく2つのタイプがあり、ひとつは丸いラウンド型のCPH20。もうひとつが長方形型のCPH30です。

CPH20について、FULLangleでは天板の直径が90cmサイズのものを取り扱っております。90cmサイズはダイニングテーブルで使用すると大人2〜3人で使うのがちょうど良いサイズ感です。90cmサイズはカフェテーブルとしても使いやすいサイズ感のため、オフィスでの打ち合わせ用としてや、飲食店のテーブルとしても採用されています。

ラウンド型は座る人の視線が自然と合いやすいので、コミュニケーションが取りやすく、座る位置が固定されないので、小さい子供に寄り添って座ることもできます。

CPH20(ラウンド型)のサイズ感

CPH20 90cmサイズをご家庭にて快適に使われる場合は、上の図のサイズが必要となります。CPH20の直径は90cm。それに椅子を引いた時に必要な70cm(一般的に椅子を引くためには60〜80cmが必要と言われています)がプラスされるので、直径230cmの円があれば、全ての角度から椅子を差し込んでも快適にお使いいただくことができます。

また、テーブルに対して椅子を十時に配置すると直径230cmの円が必要になりますが、テーブルに対してX字に椅子配置すると、直径165cmサイズの四角形に収めることも可能です。

CPH30(長方形)のサイズ感

CPH30(長方形)のサイズ感

CPH30について、FULLangleでは天板160×80cmのサイズを取り扱っております。この160cmサイズというのは日本の住環境に合わせて、アジア限定サイズとして生産されているサイズです。

一般的に大人がゆったりと食事をするためには横幅60cm、奥行き40cmが必要と言われているので、160cmサイズなら大人4人がゆったりと食事をできるサイズ感です。

CPH30(長方形)のサイズ感

CPH30 160cmサイズをご家庭にて快適に使われる場合は、上の図のサイズが必要となります。テーブルサイズの奥行きが80cm、それに椅子を引いた時のサイズ70cmをプラスすると220cmの奥行きが必要となります。

CPHテーブルのお手入れ方法

CPHテーブルのお手入れ方法

天然素材を採用しているCPHテーブルシリーズは、お手入れをすることで長くお使いいただくことができます。

お手入れ自体はとても簡単です。天板は柔らかい布をお湯で濡らし固く絞って拭き上げるだけ。脚部も柔らかい布で月に1回程度乾拭きしていただくだけです。汚れに強く、抗菌、抗ウィルス作用を持つファニチャーリノリウムは、毎日簡単なお手入れをすることで、長く愛用することができます。

FULLangleスタッフが1年間CPHシリーズをお手入れしたさらに詳しいお手入れ方法も公開していますので、そちらも合わせてご覧ください。

特集:家具をお手入れして永く愛用しよう 〜 リノリウム天板のダイニングテーブル編 〜 を見る >

CPHテーブルの組み立て方法

CPHテーブルの組み立て方法

CPHテーブルコレクションは組み立て式です。組み立ては2人で行ってください。特にCPH30は天板が重たいので必ず2人で組み立ててください。組み立て自体が難しいということはありませんが、家具の組み立てに慣れていない人は、オプションの組み立て作業をご注文の際に付け加えることをおすすめいたします。

CPH20の取扱説明書をダウンロードする >

CPH30の取扱説明書をダウンロードする >

CPH20 90cmサイズの組み立て動画



CPH20 160cmサイズの組み立て動画



まとめ

コペンハーゲン大学のためにデザインされたCPHテーブルコレクションは、デザイン性と機能性に優れ、世界中の家庭で愛用されています。適切な素材を採用することで機能性を最大限に発揮し、見た目にもスタイリッシュな印象を与えています。FULLangleではCPH20(ラウンド型)の90cmサイズとCPH30(長方形)の160cmサイズを取り扱っており、ダイニングテーブルとしてはもちろん、デスクやオフィスのフリースペースでも使われています。CPHシリーズはお手入れをすることで長くお使いいただくことができます。

今回の特集がHAY CPHテーブルシリーズを使い始めるきっかけとなれば幸いです。

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