シンプルなデザインや空間が好きで、でもちゃんとデザイン性が感じられるものでないと嫌。という私の願いを叶えてくれたHAYの家具。引越しのタイミングで古くなったダイニングセットを買い換えようと悩んだ末に決めたのがHAYのCPH30(テーブル)とAAC22(チェア)でした。非常に相性の良いこの組み合わせが気に入り、毎日使うたびに嬉しくなります。
“About a Chair”と名付けられたこのシリーズは柔らかく優雅さすら感じる美しいシルエットが特徴的なチェアシリーズです。実際に座ってみるとお尻がすっぽりと納まり、背面の湾曲が身体にフィットするので包み込まれたような座り心地を実感していただけます。背面と一体化したアームレストは約1cmの厚みなので、腕や肘を長時間預けるという使い方には不向きですが、一般的に使う分にはアームレストとして十分快適にお使いいただけます。何より背面と一体化させたこのデザインがAAC22らしい美しいシルエットを作り出しているのでやはりここははずせません。
この座り心地の良いAAC22のシートはポリプロピレンという素材で作られています。ポリプロピレンは非常に頑丈で水を通さず軽いという性質があります。実際に使用して感じたのはお手入れのしやすさです。我が家では子供がいるのでチェアの上に食べこぼしをすることもしばしば。ですが汚れが付きづらく水も通さない素材なので、絞ったキッチンタオルで拭けばキレイに汚れが取れます。実際、オフホワイトのチェアにカレーが付着しているのを翌朝気づき大慌てで掃除した時も簡単に汚れが取れました。
脚部は粘りのあるビーチ材(ブナ)のプライウッドが採用されています。プライウッドとは木材を薄くスライスし接着した合板のことで、無垢材よりも反りや割れが起こりづらく、加工がしやすいという特徴があります。それらがこのAAC22の美しいシルエットを作り出しているのです。最後に堅牢で木目がキレイなオークベニヤを脚部の表面に接着することでチェア自体にデンマーク家具らしい上質さを纏わせています。塗装はオークの木目を活かすためクリアラッカー仕上げ。天然木を使用しているので色味に若干の個体差はありますが、それも天然木ならではの良さです。長く使うほどにきっと愛着が湧きます。
脚裏にはプラスチック製のキャップが付いており、傷も付きづらいのですが、床を絶対に傷つけたくないという場合は家具用の保護シートをお使いいただければ気にせずお使いいただけます。
身体にフィットする特徴的なシートの形状は、長時間座っていても疲れづらいです。実際テレワークなどで1日中AAC22に座ることもあるのですが、安定感があり疲労も感じづらいです。
私の場合、AAC22を使うようになってからチェアに座る機会が増え、食事の時間が長くなりました。また、お手入れが簡単なので子供たちも自ら掃除をしてくれます。何より“シンプルなのにデコラティブ”というHAYらしいデザインを楽しめるのが私のお気に入りポイントです。
※この記事に登場する白いAAC22のカラーはオフホワイトです。FULLangleではホワイトを販売しておりますのでオフホワイトをご希望の場合はお問い合わせください。